ブランクがある場合の履歴書の書き方と記入例

ブランク期間(離職期間)に対して採用側が思うことは「どうしてブランク期間(離職期間)があるのか?」ということです。
書類審査の時点でいろいろと詮索される前に、ブランク理由を履歴書に記入しておくことでです。

 

 

ブランク期間(離職期間)の正当な理由を記載する

採用側を納得させるだけの正当な理由があれば、採用側の不安を払しょくさせることができます。
書類審査の段階で不採用になってしまう前に、ブランクの理由を書くことで先手を打つことです。

 

ブランクの理由が病気の場合、現在完治しているならばその旨を記載します。ただし、精神面での病気の場合は少し注意が必要です。
精神面と同時に身体面でも調子が悪いならば、身体面を強調したほうが無難です。

 

ブランクがある場合の「職歴」欄の記入例

ブランクがある場合の「職歴」欄の記入例

 

上記の記入例では、スクールへ通学がブランクの理由になっていますが、その他の納得させるブランク理由としては以下が挙げられます。

  • 留学のため
  • 配偶者の転勤のため
  • 出産のため

 

ブランク期間(離職期間)が長いときは自己研さんしていたことをアピール

転職活動が長期間に及んでいる場合は、そのまま書いてしまうと、「採用されない何か理由があるのではないか?」と疑われてしまいます。その場合は、職業訓練校やスクールに通い、ブランク期間(離職期間)を利用して、スキルアップに努めてプラスのイメージに変えることができます。

 

ブランク期間(離職期間)の経験をどう活かすか書く

ブランク期間(離職期間)にやってきたことを、今後の仕事にどのように活かしていくのか、志望動機などに記載します。

 

ブランクがある場合の志望動機記入例1

前職ではビジネス書籍の編集職に従事していましたが、(1)退職後はWebデザイナーを目指して、スクールで一年間Webデザインについて勉強しました。昨年8月には、WEBデザイン技能検定3級を取得しました。貴社の自社サイトのため、(2)新コンテンツを企画提案し、自由度の高いコンテンツを作成できるというところにやりがいを感じます。(3)Webデザインのみならず、マーケティングも含めた御社の業務で幅広いスキルを身に付け、新しいことにも積極的にチャレンジし、貴社に貢献していきたいと思います

(1)「退職後はWebデザイナーを目指して・・・」
ブランク期間(離職期間)にスクールに通い、資格も取得し、意欲的に取り組んだ姿がうかがえます。

 

(2)「新コンテンツを企画提案し・・・」
どこの企業にも使える理由ではなく、応募先の企業だからこそ実現できることを記載します。

 

(3)「Webデザインのみならず、マーケティングも含めた・・・」
入社してどうしていきたいのかを書きます。

 

スクールに通わないまでも、たとえば、しばらくの期間、図書館に通い勉強をしたことも離職期間中の自己啓発に該当しますので、自己PRや志望動機に織り交ぜるとよいでしょう。

 

ブランクがある場合の志望動機記入例2

前職を退職してら4か月が経過していますが、初めの3か月間は毎日図書館に通い、コンピューター言語を勉強していました。そこで身に付けたC、C++、VC++、JAVAの知識は貴社の制御ソフトウェア開発で活かすことができると考えています。これからも努力を続け、貴社を支えるエンジニアに成長していきたいです。

 

上記の例文のように、ブランク期間(離職期間)4ヵ月のうち、最初の3か月間は図書館で勉強をしていたことを伝えることで、スキルアップのために自己啓発していたことをアピールするとともに、実際の転職活動期間はまだ「1か月間」であることを伝えることができます。

 

採用側から「この応募者は何か隠しているのでは?」と詮索される前に先手を打っておけば、書類審査で落とされたり、面接に進んだときに突っ込まれることを防ぐことができます。

 

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