添え状の基本テンプレート
履歴書や職務経歴書などの応募書類を送付するときに同封する添え状(送付状)のテンプレートについて説明します。
添え状の基本テンプレート
添え状の基本的なテンプレートです。
(2)応募先社名
部署
担当者名
(3)住所
氏名 印
電話番号
(4)表題
(5)頭語
(6)前文
(7)書き出し文
(8)自己紹介・自己PR
(9)志望動機
(10)面接のお願い
(11)末文
(1) 日付
応募書類を提出する日付を記入します。
(2) 応募先社名、部署、担当者名
応募先の社名を「○○株式会社」または「株式会社○○」などのように書きます。
「(株)」などと省略せずに書きます。
部署名と担当者名は、新聞や求人サイトの求人情報の最後のほうに「連絡先」などが書かれているところに、採用担当者の部署名が書かれていることが多いです。
担当部署や担当者名が書かれていないときは、応募先のホームページに求人情報が掲載されていないか確認してみましょう。ホームページにも書かれていない場合は、「採用ご担当者様」と書けば問題ありませんが、電話で確認して名前を確認できればベストです。
応募先社名、部署、担当者名の書き方の例1
四菱株式会社
総務部人事課
山田様
応募先社名、部署、担当者名の書き方の例2
四菱株式会社
採用ご担当者様
(3) 住所、氏名、電話番号
氏名の後の捺印は省略してもよいです。
(4) 表題
添え状のタイトルを書きます。
一度に複数の職種を募集する場合もありますが、そのときは「○○職への応募の件」などと書くと、どの職種を希望しているのか一目瞭然となります。
表題のタイトル例
- 応募書類の送付について
- 応募書類送付の件
- ○○職募集について
- ○○職への応募の件
- ○○職への応募について
など
(5) 頭語
「拝啓」で書き始め、「敬具」で締めます。
「前略」と書かないよう注意しましょう。「前略」は前文(あいさつ)を省略するという意味です。挨拶を省き、いきなり用件から書き出す場合に使う言葉ですので、添え状には「前略」は不似合いです。
(6) 前文
「拝啓」に続く、あいさつ文を書きます。
前文の例
- 貴社ますますご清栄(ご隆盛、ご清祥も可)のこととお喜び申し上げます。
- 貴社におかれましてはいよいよご繁栄のこととお喜び申し上げます。
- 貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
(7) 書き出し文
応募の経緯や希望職種などを書きます。応募の経緯では、広告の媒体名(新聞ならば、何月何日に掲載されたかも書く)を書きます。
採用側は複数の媒体に求人広告を出すことがありますが、どの媒体が最も効果があったのか知りたがります。
紹介者がいる場合は、紹介者の氏名を入れます。さらに、紹介者と応募先企業の関係も書きます。
書き出し文の例
- このたび、貴社の求人募集を拝見し、○○職に応募させていただきました。
- さて、○月○日付の○○新聞にて貴社の求人募集を拝見し、○○職に応募させていただきました。
- 先日、○月○日発行の○○求人情報誌にて掲載されていた貴社の求人募集を拝見し、○○職として応募させていただきます。
- このたびは貴社の社員○○○○の紹介をいただき応募させていただきました。
(8) 自己紹介・自己PR
添え状のメインの部分になります。自分の売りとなることを書きます。具体的な内容は履歴書や職務経歴書に書くので、添え状では簡潔に書きます。採用担当者に興味を持ってもらえる内容を書きます。
履歴書や職務経歴書とアピールする内容が矛盾しないように気をつけましょう。
(9) 志望動機
志望動機も簡潔に書きましょう。添え状では志望動機の具体的な内容は履歴書や職務経歴書に書きます。
(10) 面接のお願い
面接検討のお願いを書きます。
面接のお願いの文例
- ぜひ面接の機会を与えていただきたく存じます。
- ご検討のうえ、面接の機会を与えていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 何とぞご高覧のうえ、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
- 履歴書および職務経歴書を同封いたしましたので、ぜひご検討いただけますようお願い申し上げます。
- ぜひ面接にてお話しする機会をいただけたら幸いです。
(11) 末文
終わりのあいさつを書きます。
末文の例
- 何とぞよろしくお願い申し上げます。
- どうぞよろしくお願い申し上げます。
- 何とぞよろしくお取り計らいくださいますよう、お願い申し上げます。
(12) 結語
結語は「拝啓」にあわせて「敬具」と書きます。
具体的な添え状の書き方については、「添え状の例文(1/2)」、「添え状の例文(2/2)」を参照してください。