読んでもらう職務経歴書の書き方

職務経歴書は、自分を売り込むためのプレゼン書類のようなものです。職務経歴書は、単に今までの経歴を列挙して知ってもらうためだけのものではなく、経験やスキルを採用側にアピールし自分を売り込むツールの役割を果たします。採用担当者に好まれる職務経歴書の書き方を説明します。

 

 

読みやすく書かれているか

長文でだらだらと書かれた職務経歴書を見て読む気になるでしょうか?読む前に読む気持ちが失せてしまいます。大量に送られてきた応募書類に採用担当者が目を通す時間はわずか「1分」くらいだといわれています。読み始めの30秒から1分が勝負です。読みやすい職務経歴書にするためには以下のことに気を付けましょう。

  • メリハリがある

    見出しの文字を大きく太字にしたり、見出しと本文の大きさやフォントを変えてみたりして強弱をつけることで、メリハリのある職務経歴になります。見出しは12〜14ポイント、本文は10.5〜12ポイントが読みさすい大きさです。伝えたい情報は強調して、採用担当者の興味を引かせることで詳細を読んでもらえます。

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  • 枚数が適切である

    職務経歴書の枚数は2枚程度にまとめるのがよいです。職務経歴が短い場合は1枚でも問題ありません。

  • 文字量が適量である

    一つのテーマにつき150文字程度が理想です。長文では伝えたいことがぼやけてしまうばかりではなく、読む気を失せさせてしまいます。

  • 箇条書きや表組みをうまく使う

    職務経歴書の書き方は箇条書きで書くのが基本です。読み手に対して簡潔に伝えることができます

  • 強調したい箇所に下線を引く

    強調したいところに下線を引くと、その箇所が目立ちアピールすることができます。ただし、下線を引きすぎると強調箇所がぼやけてしまい、逆効果になるので注意がひつようです。

 

応募先が求める経験・スキルがアピールされているか

職務経歴とは単に今までの履歴を網羅するためにあるのではありません。今まで自分が身につけた経験やスキルを応募先でどのように活かすことができるのかをアピールするために存在します

 

まずは、求人案内やホームページの業務内容を調べて、応募先が求める内容と活かすことのできる内容の接点を見つけ、それをアピールするように書く必要があります。採用担当者がチェックするポイントの一つです。

 

応募先の業務内容に関連性のないことを詳細に書いても、採用担当者は読む気を失せてしまい、最後まで職務経歴書を読んでもらえない可能性もあります。

 

関連性のない内容は簡潔にまとめ、求人案内や業務内容から企業が興味を持ちそうなことをクローズアップして書くことが重要です。応募先によって職務経歴書の書き方が異なることは何ら不自然なことではありません。

 

読ませるための工夫がされているか

大量に届く応募書類の中から採用担当者を読む気にさせてきちんと読んでもらうためには、職務経歴書の書き方にちょっとした工夫が必要になります。

職務経歴の要約を書いて興味を引く

職務経歴書の冒頭に「経歴要約」と見出しを立て、応募先で役立てることのできる経験、スキル、知識を要約して書いて、戦力になることをアピールします。採用担当者に興味を持ってもらい、職務経歴書全体を読んでもらうのがねらいです。文字数は200〜250字が適切です。

 

見出しを立てる

「職務内容」「実績」「評価」「取得資格」など内容ごとに見出しを立てることで何が書かれているかが一目でわかります。

 

長文は箇条書きで書く

すばらしい内容をアピールしようと思っていても、だらだらと長文で書かれていると最後まで読まれない可能性があります。箇条書きにすることで端的に伝えることができます。

 

強調したい箇所にアンダーラインを引く

アピールしたい箇所にアンダーラインを引くと、視覚的に強調できます。ただし、何か所にもアンダーラインを引くと、効果が薄れますので、特に強調したい箇所のみに引きます。

 

職務経歴書の書き方の例(サンプル)

職務経歴書の書き方の例(サンプル)を紹介します。
職務経歴書のフォーマットについては、「職務経歴書フォーマットのダウンロード」からダウンロードできます。

職務経歴書の書き方の例1 -基本例-

職務経歴書の書き方の例1

 

職務経歴書の書き方の例2 -基本例-

職務経歴書の書き方の例2

 

職務経歴書の書き方の例3 -基本例-

職務経歴書の書き方の例3

 

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