一般事務職の志望動機例文
一般事務職の履歴書の志望動機例文を紹介します。
一般事務はどこの企業でも必要とされる職種です。志望動機は、どこの企業でも流用できるものではなく、他社ではなくなぜその会社なのかを説得力をもって説明する必要があります。同じ一般事務でも、必要とされるスキル、知識、経験は企業ごとに異なります。企業研究を行えば、その会社を選んだ志望動機が見えてくるはずです。
一般事務職の志望動機文のレビューについては、「一般事務職の志望動機例文(レビュー編)」も併せてご参照ください。
以下は、転職および新卒の一般事務の志望動機例文です。履歴書に志望動機を書く際に参考にしてください。
一般事務職の志望動機に関して、「一般事務職の志望動機の例文レビュー」も合わせてご参照ください。
一般事務職の志望動機例文(転職編1)
以下は、前職の経験を事務職に活かす場合の志望動機例文です。異職種の転職の場合は、前職で活かせる点を志望動機に交えて書くことがポイントです。
前職ではコールセンターのオペレーション業務を担当してまいりました。
この経験により、(1)電話先のお声から状況を瞬時に判断し、相手に応じた電話応対能力を身につけました。
(2)具体的には、電話先がご年配の方の際はハキハキした口調で噛み砕いた内容に変え、懇切丁寧に説明いたします。
一方、お声が急いでいる方の際にはお客様が言わんとすることを先回りし、通話時間を短くできるよう心がけるなど、その都度臨機応変に対応してきました。
このような電話応対の経験を活かせる仕事をしたいと考え、貴社の一般事務職を志望いたしました。
総合商社である貴社の事務職は電話応対の頻度が非常に高いと伺っております。
電話先のお客様に最高品質の電話応対を常に提供していけるよう、日々向上心を持って仕事に取り組みたいと思います。
(1)「電話先のお声から状況を・・・を身につけました」
前職の経験で、応募先で活かせるスキルをアピールします。
(2)「具体的には・・・」
具体例を挙げて活かせるスキルを書くことで、採用担当者もイメージしやすくなります。
一般事務職の志望動機例文(転職編2)
以下は、転職して一般事務の志望するときの志望動機例文です。転職の場合は、前職の経験の中から応募先で活かすことができることをアピールします。
(1))私が一般事務を志望する理由は2つあります。
1つ目は前職の事務経験を活かせる点です。前職では経理事務をしていましたが、社内外向けの資料、お便りの作成など一般事務の内容もしていました。仕事量が非常に多く、時間との戦いでしたので、いかに効率よくスピーディに処理できるかを日々工夫していました。パソコンの新機能などは日々勉強し取り入れてきました。
2つ目は大学時代に取得した秘書検定のスキルを活かせる点です。(2)スケジュール管理の手法や礼儀作法、立ち振る舞いなど習得したものは、御社でお客様や取引先の方をお出迎えする際に役立てることができると思います。このようなスキルは貴社の業務で即戦力として活かすことができると自負しております。
(1)「私が一般事務を志望する理由は2つあります」
冒頭で一般事務を志望する理由が2つあることを示し、続けて具体的に事務職の志望動機を展開しています。箇条書き形式で書くことで端的に伝えることができます。
(2)「スケジュール管理の手法や・・・役立てることができると思います」
応募先で役立てることのできるスキルをアピールします。
一般事務職の志望動機例文(転職編3)
以下は、未経験職種である一般事務の仕事に転職する場合の志望動機例文です。未経験への転職の場合、前職などで得たスキルや経験をアピールします。
私は前職では販売担当をしておりましたが、商品の在庫管理や売れ筋の把握などを行っていく上で、データ管理の重要性を学び、(1)お客様からの電話でのお問い合わせ対応などでコミュニケーションの大切さや人に対しての誠実さなどを学びました。また、商品説明のPOPやチラシの作成、ダイレクトメールの作成、顧客データの管理などの業務もあわせて行っていましたので、PCスキルについても自信を持っており、現在は情報処理の資格を取るために勉強も行っております。事務職は未経験ではありますが、(2)前職で学んだコミュニケーション力は来客対応や電話対応、社内での情報交換などに役立てることができるのではないかと考えており、貴社の事務職を志望をいたしました。
(1)「お客様からの電話でのお問い合わせ対応など・・・」、
(2)「前職で学んだコミュニケーション力は・・・」
上記は、一般事務職が未経験の場合の志望動機例文ですが、異業種でありながらも、経験や習得したスキルが応募先企業でいかに役立てることができるのかを志望動機として書きます。
一般事務職の志望動機例文(新卒編1)
以下の一般事務職の志望動機例文では、適性(=結論)を先に書かれ、その後に事例(=理由)が書かれています。志望動機を端的に伝えるには有効な手段です。
(1)私が貴社の事務職を志望したは、人を補佐することが得意な性格が事務職に向いていると感じるからです。
私は学生時代、テニスサークルで副幹事をしておりました。副幹事の仕事は、書記やメンバーの招集をはじめ、幹事・会計・企画など他役員の補佐と多岐にわたります。
中でも役員補佐の仕事は、初めて処理をする仕事が多く、その場の対応力が必要とされるものでした。その一つ一つを丁寧にこなし、役員にしっかり引き継ぐことに力を注ぎました。そして、皆がスムーズに仕事ができるよう補佐することにやりがいを感じると同時に、(2)役員代理として仕事を任せてもらえるほどの対応力を身に付けました。
(3)このような経験から、書類作成や電話応対、伝票処理などの幅広い業務を通じて営業職をサポートできる一般事務の仕事に興味を持ちました。
副幹事で培った対応力を武器に、初めての仕事にも臆することのなく挑戦していきたいと思います。
(1)「私が事務職を志望する理由は・・・と感じるから」
冒頭に一般事務職の適性(=結論)を書くことで採用担当者の気持ちを引き付けることができます。志望動機には「つかみ」が重要です。
(2)「役員代理として・・・対応力を身に付けました」
社会人経験がないからこそ、学生時代に身につけ、事務職に役立てることができる実績を志望動機に盛り込みます。
(3)「このような経験から・・・一般事務の仕事に興味を持ちました」
事務職に適性を感じることの根拠が書かれています。全体を通じてなぜ事務職を志望するのか、豊富な具体例とともにブレがない内容で、非常に説得力のある志望動機と言えるでしょう。
一般事務職の志望動機例文(新卒編2)
以下の一般事務職の志望動機例文では、「根気強さ」、「丁寧さ」、「正確さ」を事務職向きであるとしています。協調性やコミュニケーション能力も一般事務職の志望動機として強調している点は有効でしょう。
私は(1)地道な作業を根気よく行っていくことが好きで、常に丁寧で正確に物事を進めていくように心掛けております。それを活かすことができるのが事務職だと思い志望いたしました。また、(2)以前からパソコンで文章や案内文などを作ったり、データの取りまとめなどをおこなっていましたので、ワード・エクセルなど操作にも慣れております。大学在学中には(3)「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」の資格を取り、「情報処理技術者試験」にも合格しました。資格取得を目指す中で、(4)目標を実現するための集中力や忍耐力、継続性なども身につけることができました。また、アルバイトで接客の仕事をしていましたので、(5)協調性やコミュニケーションの大切さを経験することができました。学生時代に培ったその力で社員の方々をサポートしていきたいと思っております。
(1)「地道な作業を根気よく・・・志望いたしました」
新卒の場合は、当然実務経験がありませんので、学生時代にやってきたことがいかに一般事務職に役立てていけるのか、また自分自身の何が事務職に向いているから事務職を志望するのかを志望動機として書くことがポイントになります。上の例文の場合、自身の適正を活かすことができるから事務職を志望していることが書かれています。
(2)「以前からパソコンで・・・慣れております」
応募先で活かすことができるスキルを具体的なエピソードを交えることで説得力を持たせることができます。
(3)「「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」の・・・合格しました」
自ら資格取得に取り組んだことは高く評価されます。
(4)「目標を実現するための集中力や忍耐力、継続性なども・・・」
(5)「協調性やコミュニケーションの・・・」
精神面やコミュニケーションスキルも一般事務職で役立てることができますのでアピールします。
一般事務職の志望動機例文(新卒編3)
以下の一般事務職の志望動機例文では、適性をベースにアルバイト経験や取得した資格をアピールしています。志望動機として必要な要素が書かれています。
(1)何事にもコツコツと努力を重ねられるという私の性格を生かしながら、営業の皆様が働きやすく、スムーズに事業を進められるよう“縁の下の力持ち”の立場から、積極的かつ地道にサポートをしたいと考えています。大学入学以来3年間、予備校で事務スタッフのアルバイトをしてきました。一般常識や礼儀作法が必要とされるアルバイトなので、秘書検定の資格取得にも挑戦しました。検定の内容は業務に直結したものが多く、言葉遣いなど実際の業務にすぐに反映させることができました。半年間、(2)勤務と並行しながらコツコツと勉強を続けたことで、秘書検定2級に一発で合格することができました。これからは私の強みを、貴社や貴社の営業職の方々を始めとする多くの方々のために活かしたいと考えています。
(1)「何事にもコツコツと努力を重ねられる・・・」
実務経験のなお新卒では、このように事務職の適性をアピールすることは重要です。
(2)「勤務と並行しながらコツコツと・・・合格することができました」
自力で資格取得したことは大いにアピール材料になります。また、(1)でアピールしたこと「コツコツ努力型」の証明にもなります。
一般事務職の志望動機例文(新卒編4)
以下は、アルバイトの経験を事務職に活かしたい場合の一般事務の志望動機例文です。
(1)事務職を志望した理由は、オフィス受付のアルバイトで培った礼儀作法と笑顔が最も活かせる仕事だからです。
(2)2年間勤めてきた受付の仕事では電話応対をはじめ、お茶の出し方やお辞儀の仕方、言葉遣いなど様々な礼儀作法を身に付けてきました。
このような礼儀作法は、事務員の業務の一つとして直接的に活かしていけると思います。
そして受付の仕事において、私がもう一つ大切にしてきたのは、(3)常に笑顔を絶やさないことでした。
たとえ顔を合わせることのない電話であっても、笑顔かどうかは声で伝わってしまいます。
事務職は電話や来訪を通じて、お客さまを1番に迎え入れる会社の顔のような存在です。
忙しいからと表情が強張ってしまうと、会社の印象も社内の雰囲気も変わってしまいます。
会社の顔として、また、皆が気持ちよく仕事をできるよう笑顔という最高の礼儀作法をいつでも提供できる事務員になりたいと思います。
(1)「事務職を志望した理由は・・・活かせる仕事だからです」
最も伝えたい志望動機を冒頭に書き、その後その根拠を具体的事例を交えて書く手法です。採用担当者に履歴書を読んでもらうには有効な手段です。
(2)「このような礼儀作法は・・・活かしていけると思います」
事務職のアルバイトで身に付けた活かせる内容を具体的に書きます。
(3)「常に笑顔を絶やさないことでした」
事務職として求められるスキルのうち、ヒューマンスキルも強みになります。
一般事務職の志望動機例文(新卒編5)
以下の一般事務職の志望動機例文では、箇条書きスタイルで書かれています。簡潔に志望動機を伝えることができるのがメリットです。
私が(1)一般事務に志望する動機は3つあります。
1つ目は、(2)大学時代に取得したパソコンのスキルを活かせると思ったからです。私はワードとエクセルともに2級を保有しています。基本はもちろんのこと、早く正確にオフィス文書を作成することができます。またExcelでは表計算から多くのデータを簡略化し、見やすい資料にできます。
2つ目は、(3)電話対応能力を活かせるからです。コールセンターでアルバイトしていた経験から、電話対応のマナー、敬語の正しい使い方、言葉使いなどのスキルを身につけることができました。電話の応対方法には自信があります。
3つ目は、(4)書道の資格を活かせるからです。5段を保有しています。お客様へのお手紙などは心を込めて、感謝の気持ちが伝わるように丁寧な字で書かせていただきます。
この3つの長所を活かし貴社に貢献したいと思います。
(1)「一般事務に志望する動機は3つあります」
冒頭で、「志望する動機は3つ」あることを示し、続けて具体的に展開しています。このように読み手側に立って簡潔にまとめて書くことが重要です。
(2)「大学時代に取得したパソコンのスキルを・・・」、
(3)「電話対応能力を活かせるからです」、
(4)「書道の資格を活かせるからです」
志望動機を具体的に書き、応募先で役立てることを強調します。
一般事務職の志望動機例文(新卒編6)
以下は、学生時代のサッカー部のマネージャー経験を活かした一般事務職の志望動機例文です。
大学在学中4年間、サッカー部のマネージャーを務めてきました。(1)マネージャーとして、選手のサポート、試合・練習のスケジュール調整、備品・予算の管理、試合相手との交渉のほか部全体のサポート、調整、管理を行っていました。(2)人をサポートすることが得意で自分に向いていると感じます。(3)人から頼りにされたり、信頼されて仕事を任されることにやりがいを感じるからです。また、チーム一人一人が1つの目標に向かって努力する姿勢で4年間練習をし続けてきたことから、貴社の「(4)チームが一丸となって1つのプロジェクトを進めている」という雰囲気に共感を覚え、このような会社で自分も働きたいと強く志望します。
(1)「マネージャーとして、選手のサポート、試合・練習の・・・・調整、管理を行っていました」
一般事務職をやっていくうえで役に立てることができることを経験してきたことが書かれています。新卒者は転職者と異なり実務経験がないため、学生生活の中で一般事務職として役立てることのできる経験をアピールします。
(2)「人をサポートすることが得意で自分に向いていると感じます」
学生生活でのサッカー部のマネージャー経験を通じて、一般事務職に対する適正が書かれています。
(3)「人から頼りにされたり、信頼されて仕事を任されることにやりがいを感じるからです」
一般事務職を選んだ志望動機が書かれています。
(4)「チームが一丸となって1つのプロジェクトを進めている」という雰囲気に共感を覚え」
他の企業ではなく応募先を選んだ動機をアピールすることが重要です。どの企業でも使いまわしができる志望動機ではアピール度が弱くなります。。
一般事務職の志望動機例文(新卒編7)
以下は、アルバイト経験を活かした一般事務職の志望動機例文です。
学生時代、アルバイトで働いていたコーヒーショップでは、(1)同じシフトで入るメンバーを“チーム”と捉え、それぞれの役割をこなしました。トラブルや手が回らずに困っているメンバーがいれば、率先して手助けするなど、普段からチーム内でコミュニケーションを積極的に取り、店内の円滑な業務進行のみならず、チーム内の良い雰囲気作りにも励んできました。貴社の社員の方にOG訪問をさせて頂いた際、どの方も口をそろえておっしゃっていた(2)「チームワークが大切」、「部署の雰囲気が良い」という言葉に共感を覚え、私もそのような貴社で一緒に働きたいと感じ、貴社の事務職を志望いたしました。
(1)「同じシフトで入るメンバーを“チーム”と捉え・・・・チーム内の良い雰囲気作りにも励んできました」
アルバイトでの経験を企業としての「組織」になぞらえて一般事務職として役立てることをアピールしています。特に「チーム」、「コミュニケーション」、「良い雰囲気作り」は、次に続く志望動機につながっています。
(2)「「チームワークが大切」、「部署の雰囲気が良い」という言葉に共感を覚え、・・・貴社の事務職を志望いたしました」
他の企業ではなく応募先を選んだ動機をアピールすることが重要です。どの企業でも使いまわしができる志望動機ではアピール度が弱くなります。
一般事務職の志望動機例文(新卒編8)
以下は、学生時代のテニスサークルでの経験を活かした一般事務職の志望動機例文です。
学生時代に所属していたテニスサークルでは副部長を担っていました。(1)サークル内で何か問題が起きた際などは、些細なことでもいつもメンバー全員を集めて、問題解決のための話し合いをするよう努めてきました。また、皆が腹を割って話し、問題が解決した後でも、場の雰囲気が悪いような時には、自分から積極的に周囲を笑わせるなどして、サークルの良い雰囲気づくりを行うことで皆をサポートし、サークルを引っ張っていくという役割もこなしてきました。このような経験から、(2)些細なことでも話し合いをして、チーム内でお互い助け合い、仕事を進めていく貴社に共感を覚え貴社の事務職を志望いたしました。
(1)「サークル内で何か問題が起きた際などは、・・・サークルを引っ張っていくという役割もこなしてきました」
学生時代のサークルで副部長を務めたことだけではなく、具体的にどのようなことをやってきたのかを一般事務職で役立てることのできそなことに焦点を当ててアピールしています。
(2)些細なことでも話し合いをして、チーム内でお互い助け合い、仕事を進めていく貴社に共感を覚え貴社の事務職を志望いたしました
他の企業ではなく、応募先企業を選んだ動機を書くことで説得力を持たせることができます。
一般事務職の志望動機の書き方まとめ
- 同じ事務職からの転職の場合は、応募する企業でしか実現できないことを志望動機として書く。
- 異業種からの転職の場合は、過去の経験をどのように活かせるのか、また自分がいかに事務職に向いているのかを交えて書く。
- 学生時代の経験で事務職に活かせることがあれば、アピールするとともに志望動機として書く。
- 自分の特性(性格面など)の一般事務職に対する適正を志望動機として書く。