経理職の志望動機の例文
経理職の志望動機の例文を紹介します。
経理としての新卒の志望動機例文だけではなく、転職の志望動機例文もあります。履歴書の志望動機の書き方として参考にしてください。
「志望動機の書き方と例文」も併せて参考にしてください。
経理の志望動機例文(転職編1)
下記は、同職種(経理職)に転職する場合の志望動機例文です。同職種(経理)の志望動機では、ステップアップの転職であること、前職では実現できなかったことでは応募先企業では実現できることを志望動機としてしっかりと書く必要があります。
現職においては、不動産ファンド業界の経理職を担当しており、着任してから3年が経過しました。日々の仕訳入力や伝票処理などの事務処理的な作業が業務時間の大半を占めています。(1)今後は、財務諸表の作成にもっと深く関与し、経営陣に積極的に情報提供を行うことや外部の監査法人に対応することなど、業務の幅を広げたいと思っております。資格では、(2)日商簿記1級の資格取得に向けて日々努力を重ね、今年の6月の試験で日商簿記1級を取得しました。しかしながら、(3)現職では機会が限られており、年功序列の社風で比較的年齢が若い私の希望が叶えられるのは遠い未来の話です。その点、創業間もない貴社であれば、私のような若い人間にも機会を与えられる可能性が高いと考えています。もちろん与えられた期待に十分応えながら、迅速かつ正確な財務情報の提供に邁進し、貴社の発展に貢献したいと強く考えております。
(1)「今後は、財務諸表の作成に・・・業務の幅を広げたいと思っております」
経理の業務を広げたいというステップアップの転職であることが明確に書かれている点に強い志望動機が感じられます。
(2)「日商簿記1級の資格取得に向けて・・・日商簿記1級を取得しました」
ステップアップのために実際に資格を取得したことをアピールしています。
(3)「現職では機会が限られており・・・可能性が高いと考えています」
前職では実現できず、応募先でだからこそ実現できるという点を志望動機としている点は非常に説得力があります。
経理の志望動機例文(転職編2)
以下は、前職に満足せず、学生時代に学んだ簿記を活かして経理職に転職する場合の志望動機例文です。
私は(1)学生時代、経営学部で2年から簿記を選択して学んでおりました。貸借対照表と損益計算書の数字が合うととても嬉しかったのを機にどんどんのめり込んで行き、日商簿記1級への挑戦をするようになりました。卒業後は経営学部出身ということもあり接客業に就職いたしました。しかし、私はあまり充実感を得ることができませんでした。私が本当にやりたかったことを自問自答すると、学生時代に学んだ簿記だったのです。そこで貴社の経理の募集があることを知り、この度志望いたしました。
貴社では一括りに「事務」という職種ではなく、「経理」という職種を確立しているため、(2)私が学んできた簿記と、そのときに同時に勉強していた所得税と法人税の知識を存分に活かすことができるのではないかと思いました。
貴社に入社した際には学生時代に得たこの知識と前職の経験を活かし、1円たりと見逃さず、金銭の処理をして貴社へ貢献していきたいと考えています。
(1)「学生時代、経営学部で・・・学んでおりました」
学生の話を志望動機として持ち出すときは、卒業後2〜3年以内くらいならば有効でしょうが、あまりにも年数が経っている場合は避けたほうが無難です。
(2)「私が学んできた簿記と・・・のではないかと思いました」
応募先で活かせることを志望動機に盛り込むことで自分のスキルをアピールします。
上記の志望動機例文では、学生時代に学んだ簿記や得た知識を活かしたい場合の転職動機です。しかし、学生の話を志望動機として持ち出すときは、卒業後2〜3年以内くらいならば有効でしょうが、あまりにも年数が経っている場合は避けたほうが無難でしょう。
経理の志望動機例文(新卒編1)
以下は、大学で学んだ簿記や経営マーケティングを活かしたい場合の志望動機例文です。
(1)経理職は会社の経営に携わる職種であるという点に大きなやりがいを感じたため、志望いたしました。
現在専攻している経営のゼミでは、財務諸表の見方や簿記、経営マーケティングを学んでいます。
そこで、会社の方針や戦略を考えるためには経営状態を把握する必要があり、そのためには財務諸表を正しく見極める力が不可欠であることを知りました。
このようなことから、経理の仕事は会社経営に欠かせない重要なポジションであると感じました。
同時に、経理職はお金の観点から会社の在り方や今後の経営方針を提案できる唯一の存在である点にもやりがいを感じます。
学生時代に学んできたマーケティング力を活かし、(2)貴社の良き経営アドバイザーになれるよう精進していきたいと思います。
(1)「経理職は会社の経営に・・・志望いたしました」
冒頭で経理職を志望した動機を書き、その後にその根拠となる内容を展開しています。志望動機を後半に書くよりも、読んだときの印象を強めることができるでしょう。
(2)「貴社の良き経営アドバイザーになれるよう精進していきたいと思います」
将来的にその会社でどうなっていきたいのかビジョンを持っていることは高く評価されます。
経理の志望動機例文(新卒編2)
私は、商業系の学歴のなかで簿記や企業財務を学んで参りました。企業活動において資金の流れは大変重要であります。学校で理論的なことしか学ぶことができませんでしたが、貴社に入社し、生きた経済、経営に接して、財務諸表を見る力を磨けば、営業部門とは別の切り口で貴社の販売活動に貢献できるものと信じております。専門職として着任いたしまして、貴社の経理、財務部門の柱になりたいと考えております。全社の舵取りになれるよう、財務面から会社のあるべき姿を見つめ続け、提言できる人材として貢献したく存じます。貴社の中で欠くことのできない人材になれるよう日々の努力を怠らず、邁進していきます。
新卒で経理職を志望する場合は、当然社会人経験がないため、学生時代に学んだこと、現在取り組んでいることのうち応募先が求めているものに関係していること、どのように応募先で貢献していくのかを志望動機としてまとめます。