アルバイト経験しかない場合の自己PRの書き方
アルバイト経験しかない場合の自己PRの書き方を説明します。
アルバイトの経験しかない場合、責任感を持って仕事してくれるのか、社会人としての常識があるのかを採用担当者は懸念します。
たとえアルバイト経験しかなくても、それを払しょくする書き方があります。
以下を参考にして自己PRを履歴書に書いてみましょう。
アルバイト経験のみからの正社員希望にはハンディがあることを自覚する
中途採用は基本的には即戦力が求められるために、他社で正社員として募集業務を経験済みの人が多数応募してきます。
社会人経験がなくて、フリーターから正社員を目指す人は経験者に勝る可能性を期待させなければ採用が難しいのが現状です。
そのため、アルバイト経験のみの人は最初からハンディがあることは否定できません。
経験者の中から採用されるためには、いかにうまく自分をPRできるのかが鍵になってきます。
アルバイト経験だけでもアピールできることはある
アルバイトといっても、例えば、リーダーやチーフなど責任のあるポジションを任されたり、売り上げ管理、受発注管理、後輩への教育など正社員並みの責任のある業務を任されることもあります。
たとえ、雇用形態がアルバイトであっても、正社員並みの業務経験は自己PRとして十分にアピールできます。
どれだけ些細なことでも、正社員並みまたはそれに準じる業務を任されたことがなかったかどうか探してみてください。
きちんとアピールできれば、仕事に対して高い意識を持ち、活躍が期待できる人材だと思ってもらうことができます。
アルバイト経験でもアピールできることの例:
- 商品、食材などの在庫管理や発注を任された。
- アルバイターの中でリーダー的な役割を担っていた。
- 新人教育を任された。
- チーム内で協力し合い目標を達成した。
- テレフォンアポインターなどの仕事で好成績を上げた。
取り組みや姿勢をアピールする
経験や実績のほかに、仕事に対する取り組みや姿勢も自己PRとして履歴書に記入することをおすすめします。
単に「○○を行いました。」という事実だけを書くのではなく、どのような心構えを持って仕事に臨んでいたか、仕事に対してどのように取り組んでいたのかなども書きます。
例えば、接客業ならば、以下のようなことがアピールできます。
- お客様との何気ない会話の中から情報を収集し、お客様に合う提案をして販売拡張に努めた。
- お客様が期待する以上のサービスを提供し、リピーターを増やすことに注力した。
アルバイトでの経験が仕事でどのように活かすことができるのかをアピールする
アルバイトの経験、取り組み、姿勢が応募先の仕事でどのように活かすことができるのかまでを書く必要があります。
先に述べたように、正社員としてのキャリアを持つ応募者と比較して、アルバイト経験だけでは業務経験に関しては不利な一面があります。
その不利な一面を覆し、入社後の可能性を期待させるほどの内容を履歴書の自己PRでアピールする必要があります。
真面目さも自己PRできる
アルバイト経験の中で、特にアピールできるものがないならば、「○年間、無遅刻・無欠勤」など仕事に対するまじめな勤務態度・勤務状況もわずかなことでも評価されていたことはアピールしましょう。
また、アルバイトの場合は、正社員に比べるとどうしても業務範囲が狭くなってしまいます。それを逆手に取って、「より責任のある(レベルの高い)業務を担当することで、キャリアアップ(スキルアップ)をはかりたい」など正社員として働こうという気持ちになった経緯を書くと、前向きでポジティブな理由が伝わってきます。
アルバイト経験しかない場合の自己PRの書き方のまとめ
- アルバイト経験しかない場合は、業務経験者と比較して、書類審査の時点でハンディがあることを自覚する。
- それ故、フリーターから正社員を目指す人は、経験者に勝る可能性を期待させる自己PRを書く必要がある。
- 雇用形態がアルバイトであっても、正社員並みの業務経験は自己PRとしてアピールできる。
- 業務経験のほかに、仕事に対する取り組みや姿勢も自己PRとして履歴書に記入する。
- アルバイトの業務経験、取り組み、姿勢を応募先の仕事でどのように活かすのかを書く。
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