職務経歴書の書式 -逆編年体式(逆年代式)-
過去よりもより直近の職務経歴をアピールしたい人に向く職務経歴書のフォーマットです。多くの企業は過去よりも直近の職務経歴書を知りたがります。なぜ現職または前職を辞めてまで自分の企業に応募してきたのかを知りたいからです。
また、採用担当者は、職務経歴書の冒頭から読んでいくので、アピールしたい職務経歴に対して興味を持ってもらえる可能性が高いです。特に、キャリアアップの転職が多い外資系企業に向く職務経歴書のフォーマットです。
したがって、逆年代式の職務経歴書の記載方法は、直近の経歴をアピールするにはぴったりのフォーマットです。直近の業務内容をアピールしたいならば、応募先が求める経験・スキル・人材に合わせた書き方をします。
過去の職務経歴をアピールしたい場合は、逆年代式を選ぶ必要はありません。その場合は、年代式が適切でしょう。
ただし、逆年代式は履歴書の職歴順とは異なるため、採用担当者の中にはやや違和感を覚える場合があることを留意しておいてください。
逆年代式のメリット
- 直近の職務経歴が最初にくるため、活かせる経験・スキルをアピールしやすい。
- 過去の職務経歴にアピール材料がない場合、採用担当者の興味が失せてしまうのを防ぐことができる。
逆年代式のデメリット
- 履歴書の職歴欄と職務経歴書の経歴順が異なるため、採用担当者にとって経歴を把握しづらい。
逆年代式の職務経歴書はこんな人が向いている
- 過去よりも直近の職務経歴のほうが応募先が求める経験・スキルと合っている人
逆編年体式(逆年代式)のサンプル
◆希望職種 営業職
◆職務経歴
平成22年4月〜 株式会社○○○○に入社
平成25年5月
<会社概要>
○○○○のメーカー
創立:昭和XX年、資本金:X億円、
売上高:XX億円(平成XX年)、
従業員数:XXX名
<配属先>
○○課
<業務内容>
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
平成18年10月〜 ○○株式会社に入社
平成22年3月
<会社概要>
○○○○の商社
創立:大正XX年、資本金:XXX億円、
売上高:XX億円(平成XX年)、
従業員数:XXX名
<配属先>
○○課
<業務内容>
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
◆保有資格 ○○○○○(平成XX年X月取得)
○○○○○(平成XX年X月取得)
◆自己PR ○○○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○○○
- 異動、昇進、転属など節目ごとに書きわけます。
- 業務内容は箇条書きに簡潔に書き、応募先で活かせることを書くとアピールできます。
- 実績は、数字や客観的なデータを示して書きます。
- 参加したセミナーや研修があればそれらも書きます。
- 保有資格は、応募先の業務と関連しているものに絞って書きます。ただし、車の免許は例外で、業務内容に関係なくても「普通自動車第一種運転免許取得」と書きます。
逆編年体式(逆年代式)の職務経歴書フォーマットは、「職務経歴書フォーマットのダウンロード」からダウンロードできます。