職務経歴書の書式 -編年体式(年代式)-
職務経歴書の書き方としては最もオーソドックスな書式(フォーマット)です。学校を卒業後に勤務先を年代式に記載する書き方で、履歴書の職歴欄と見比べながら時系列で把握できるため、採用担当者にとって最も読みやすい書き方です。
ただし、過去からさかのぼって読んでいくため、直近の経歴をアピールしたくても、最後に記載することになるため、アピール度が弱くなってしまいます。過去のキャリアの中で特にアピールしたい事柄がある場合は、「特記事項」などの項目を立てて具体的な内容を書くとよいでしょう。
また、勤務した企業を一社ずつ書くため、転職回数が多い場合は、定着性のなさが際立ってしまいます。短期間で転職したり、関連性の薄い勤務先は簡潔に書くようにしましょう。
編年体式(年代式)のメリット
- 時系列で書くため、履歴書と併読しやすい。
- 職務経歴書としては、最もオーソドックスなフォーマットであるため、採用担当者にとって読みやすい。
- 異動や昇進などを年代順に書くため、キャリアアップの度合いを強調しやすい。
編年体式(年代式)のデメリット
- 現職や直近の職務経歴をアピールしたくても、最後のほうに書かれているため、アピール度が弱くなる。ただし、アピールしたい点を「特記事項」などに書くことで、年代式(編年体式)のデメリットをカバーできます。
- 転職回数が多い場合、在職期間、転職回数が目立ってしまう。
編年体式(年代式)の職務経歴書はこんな人が向いている
- 直近よりも過去の職務経歴をアピールしたい人
- 転職回数が少ない(3回以内)人
編年体式(年代式)のサンプル
◆希望職種 営業職
◆職務経歴
平成XX年X月 株式会社ABCに入社
<会社概要>
○○○○機器の専門商社
創立:平成XX年、資本金:XX億円、
売上高:XX億円(平成XX年)、
従業員数:XXX名
○○課に配属
<業務内容>
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
平成XX年X月 主任に昇格
<業務内容>
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
平成XX年X月 ○○課に転属
<業務内容>
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
<実績>
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
平成XX年X月 株式会社ABCにを退職
<退職理由>
○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○
- 異動、昇進、転属など節目ごとに書きわけます。
- 業務内容は箇条書きに簡潔に書き、応募先で活かせることを書くとアピールできます。
- 実績は、数字や客観的なデータを示して書きます。
- 参加したセミナーや研修があればそれらも書きます。
編年体式(年代式)の職務経歴書フォーマットは、「職務経歴書フォーマットのダウンロード」からダウンロードできます。